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べろ

ネーミングの勝利「笹かま」

「舌」のことですね。石巻では形状から「笹かまぼこ」を「べろ」と呼んでいました。しかし「べろ」という発音ではおいしそうでないし、いわゆるB級の域を出ません。「木の葉」「手のひら」「平」とも呼ばれていたとのことですが同じようなものです。

仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」にちなんで「笹かまぼこ」と名付けた知恵者がいました。昭和の初めのことで、仙台は「阿部かま」の人だったと言われています。コマーシャルベースにのっている現在を思うとあらためてネーミングの重要性が分かります。

昭和30年代、石巻湊地区の加工屋で作っていた「べろ」は藁草履と見まがうものでした。腹を空かせたガキどものおやつにもなりました。今はどの店(工場)のものもその名の通り笹に似せて小ぶりです。形ばかりか何より昔とは原料が違います。添加する各種調味料も吟味されて味も別物です。今では県内産地ごとに、味や食感を競う「宮城の名産」の主役になったことはご同慶の至りです。ちなみに「阿部かま」の創業者は石巻で修業した人だそうです。

石巻の「笹かま」も天下一品。各社の製品を食べ比べてください

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