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中心部のまちづくり ~商業の再生~

石巻の中心部では、旧北上川に近いエリアは建物1階の天井まで津波が押し寄せ、駅付近も1メートルの浸水被害を受けました。中心部には8つの商店街がありますが、1階が店舗、2階以上が住居の建物が多いため、街の商業は壊滅的な被害を受けました。小売業の売場面積で言えば、震災前後を比較すると6割以上減少したと言われており、商店街にはまだ空地が目立ちます。

COMICHI石巻

震災直後から、商店主・地権者を中心に再開発事業等が複数地区で検討され、昨年は3事業が着工、うち1事業により「COMICHI(コミチ)石巻」という複合ビル(飲食店+シェアハウス+住宅)がオープンしました。また、区画整理事業が進められていた商店街では、店舗の移転がほぼ完了し、各店が装い新たにリニューアルオープンしました。事業の工事がスタートするたびに、街が再生に向けて動いていることを実感します。一方で、新たな建物の完成だけではなく、その中で商いが営まれ、人々が行き交い、地域の生活の場として機能するようにならなければ、本質的な「再生」にはならないことを改めて感じます。

石巻いろは(中央一大通り)

復興応援隊として街なか創生協議会の事務局に入り、各事業の計画や関係者の想いを聞かせて頂きながら活動して丸2年になります。どの街でも随時ビルは建て替えられ、お店の入れ替わりもあり、街は変化し続けますが、今のこの街のように、各所で工事が進められ、新しいビルや街並みがどんどん完成し、急ピッチで風景が変わっていくことはなかなか無いと思います。新しさの中に、どこか懐かしい雰囲気を醸し出し、じんわりと個性が滲み出すような街になるように、街の「ソフト=中身」をどう膨らませていくか、これから工夫が必要です。

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