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続・まちあるき帖:「石巻タワー」

被災建物の解体で見通しが良くなった街中。どこからでもそびえる鉄塔が目に入る。それは石巻市門脇1丁目、NTT石巻門脇ビル(4階)屋上に立つ。いわば‶石巻タワー″?

「わが社は有線の電話の会社。塔はその故障に備えたバックアップ用の無線塔です」。それも二重、三重のバックアップ機能を備えているらしいが、あくまでも事故時のみに機能を発揮する塔ということで、名称は「NTT石巻門脇ビル無線塔」とそのまま。石巻で唯一、高さを誇れる塔にしてはそっけない。

塔の土台になっているビルも通常は‶無人ビル″(若干の機器保守要員はいる)。塔の高さはビル高と合わせて地上82.95㍍。点検作業用の3層テラスが特徴的。見た目には日和山より低く見え、南側の電波が遮られる感じがする。「360度電波を発信する必要はない。要は北にある地方局とここを結べばいい。そこから次々、各局を迂回すれば南にも電波は届きます」。

「いざ」という時以外の任務はなさそうで、大きな体がさびしげに見えてきた。今はドコモや他の携帯各社のアンテナとして開放しているというが。

今回の地震津波にはビル、鉄塔ともびくともしなかった。「建築基準の2倍の強さで建設しており、壁の亀裂を補修したぐらい」。川の近くでその頑丈さから「避難ビル指定」は当然と思ったが、「なにせ無人ビルなもので…」。ちなみに「あの3層のテラスに立ちたい」希望があっても、「企業秘密の部分もありお断りしている」とのことです。

インターネット時代に入って、こういう鉄塔は減少傾向だそうです

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