カテゴリー:3.11を学ぶ

地元高校生と一緒に行う震災伝承プログラム

先日、石巻工業高校の生徒12名(土木システム課)と一緒に、初めて「防災まちあるき」を開催しました。彼らは、高校で学んだ知識やiPadなどのICT機器を活用して地域の防災や減災活動に取り組んでおり、参加者として今年6月に「防災まちあるき」プログラムを体験していましたが、今回は、高校のiPadを活用して海外からの参加者をサポートする役割を担ってもらいました。

参加者は、ネパールから来られた都市開発や防災の政府関係者の方々。はじめは緊張した面持ちでしたが、すぐに順応し、石巻津波伝承ARアプリに入った地点写真とキャプション(英語版)を見せては、過去・現在・未来と移り変わっていく町の様子を持ち前の明るさと、片言の英語にジェスチャーを加えながら熱心に説明してくました。

約90分のプログラムが終了すると、友達のようにお互いの肩を抱き合い記念写真などを撮る風景も見られました。生徒達の物怖じのない明るい応対はとてもすがすがしく、ネパールの人達は、震災を乗り越えてきた、子供たちの強さを感じたに違いありません。また、生徒さん一人一人の自信となったのではないでしょうか。

今回のプログラムを通して、今後も自発的に地域の震災や復興状況を学び、外部の方に伝えていこうとする地域の方々を継続してサポートしていきたいと強く思いました。

※この模様は、11月5日(木)18:15~19:00 みんなのニュース(仙台放送)内の「いのちを守る」にて放送予定。

 

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