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インターンシップ体験記1

みらいサポート石巻では随時インターンシップの受入れを行っています。これから数回のシリーズで、インターンの皆さんから、石巻で体験したこと、考えたことなどを教えてもらいたいと思います。
第1回目は今年の2月から約半年にわたり活動してくれた福田君です。

 

 

●東京から台湾、そして石巻へ

東日本大震災当時、私は高校生で東京に住んでいました。体験したことのない揺れに驚き、テレビに映る街が津波に呑まれていく様子に衝撃を受け、計画停電で電気の無い生活を体験しました。しかしその後、震災とはあまり関わりのない日々を過ごしました。

高校を卒業して進路を決めかねていた時に転機が訪れました。初めての海外旅行で訪れた台湾を好きになったのです。初めて見る日本とはまた違った新たな世界に魅了されました。その後、何度か台湾に行きましたが、徐々に現地の方とその国の言葉でコミュニケーションを取りたいと思うようになりました。

高校を卒業後、1年半ほど中国語を学び、ついに台湾南部の高雄の大学に留学することになりました。

(台湾台東県台東市海浜公園)

いざ台湾での大学生活が始まると、時間はあっという間に過ぎ去り、3年生になりました。授業の一環で半年間のインターンに行くことになり、縁あって石巻にやって来ました。

●体験することの重要性

1999年9月21日に発生し、2000人以上の方が亡くなった「921大地震」や2009年8月に台風によって引き起こされた大規模な洪水や土砂災害である「八八水害」など、台湾も日本と同じく自然災害が多い場所です。私が台湾に留学している間にもいくつか大きな地震がありました。

そして、日本でも多くの災害がありました。その度に義援金の募集や救援隊の派遣などの支援を通して助け合う日本と台湾の繫がりは素晴らしいと感じました。同時に日本人として東日本大震災をはじめとする様々な災害に関する事を知っておくのは重要であると少しずつ感じるようになりました。

●石巻での生活

そうした中で、今回このようなインターンの機会に恵まれたことはとても幸運だったと思います。石巻に来るまでは、東日本大震災に対して漠然としたイメージしかありませんでしたが、実際に様々な被災地を巡ってやっとわかる事も多いと感じました。

みらいサポート石巻では海外での経験や語学力を活かしてパンフレットやウェブサイト、資料館の案内板を翻訳したり、中国語で震災学習プログラムを行ったほか、被災した方の避難経路を可視化するプロジェクトに携わるなど、貴重な体験をさせて頂きました。

(「石巻津波伝承AR」アプリについて説明する様子)

(香港からのお客様に「防災まちあるき」を体験頂きました)

余談ですが、まさに住めば都ということわざの通り、私が今まで住んだことのある場所はどこも素晴らしい場所でした。石巻もそのひとつです。休日には猫島として有名な田代島に行ったり、自分の名字と同じ名前のバス停まで自転車で行って記念撮影をしてみたりと様々な体験をしました。

(猫島として有名な田代島の猫)

私はこの街が大好きになりました。出来ることならまた石巻に戻って来たいと思います。

●新鮮な毎日

今年2月から始まった半年間のインターンも残りわずかとなりました。

日本と海外を結ぶ仕事がしたいというのは私の夢でもありました。微力ながら日本と台湾や中国などを結ぶ架け橋の一部になれたのではないかと思います。

一方で、自身の未熟さを痛感する場面も多々ありました。今回のインターンは自分を改めて顧みる大変良い機会だったと感じています。自分の中にある固定観念に囚われず、思い切って様々な事を体験してみるのも自分の未来を切り開くために重要だと思います。現状に満足せず、常に自分には何が出来るかを考えて行動していこうと思いました。

台湾に戻ってからも、勇気を出して新しい事に挑戦していきたいと思います。

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