カテゴリー:市民が伝える震災

3/3より 新しく常設展示が加わります

日和幼稚園のバスで被災された娘さんの遺品を、ご遺族の方より提供いただき、3月3日のひな祭りより、南浜つなぐ館で常設展示させていただけることになりました。
お預かりしたのは、東日本大震災の津波と火災に巻き込まれる直前まで、亡くなった娘さんが持っていた上靴とクレヨンです。2017年7月の南浜つなぐ館リニューアルオープン式典の際にも限定公開させていただきましたが、専門家のご協力を得て、よりよい状態で長期的に展示できる環境が整い、常設展示に至りました。

上靴は、火災により焼け焦げてしまいましたが、お母様が縫った、見覚えのある上履き入れの裏地が付いており、娘さんのものだとわかったそうです。
クレヨンは、絵を書くのが大好きだった娘さんが愛用していたもので、このクレヨンを使ってたくさんの絵を描いて見せてくれたそうです。

大切な上靴とクレヨンをお預かりしました

震災前、確かにここに暮らしがあったことを物語る生活の「かけら」。
日々使われていたものたちは、たとえひとつの役割を終えても、そこに在るだけで多くの思い出を語ってくれる立派な語り部です。

貴重な震災資料をご提供、3.11当日の避難経路の聞き取りなどに、これまでたくさんの地域の皆様からご協力いただいてきました。この度も、娘さんの大切な品を預けていただけたこと、地域の皆さまとそのような信頼関係でつながれること、大変有難く感じています。

「何かしたい」と思ってくださるそのお気持ちが、未来の世代の命を守る伝承活動の大きな支えとなっています。

今後も、南浜や被災した各地で東日本大震災の経験と教訓を伝えていくための活動を継続してまいりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

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