カテゴリー:3.11を学ぶ

語り部によるつながり

先日、語り部を聴きに来られたのは、小学校、中学校の校長先生と教育委員会の方々でした。

そして語り部さんは、震災時に石巻市北上町の小学校で校長先生をしておられた方。現在、その学校は大きな被害を受け校舎を使用する事が出来ません。

そのような被害をうけた学校の校長先生が、震災前からどのように地域の方と関わってきたのか、また、震災時、マニュアルには無いことが発生した時にどのように子ども達と避難したのか、ご自身の体験を交え、手作りの模型を使いながら語ってくださいました。

時には声を詰まらせる場面も・・・。

みなさん学校関係者なため、とても他人事ではない様子。たまらずに途中で質問をされる方もいらっしゃいました。

質問の時間には「今回石巻に来られなかった先生から、沢山の質問を聞いてきているので教えて欲しい」という先生も。
先生たちから「子ども達を絶対に守る」という強い想いが溢れていました。

数日後、参加された先生から「ヒシヒシと伝わってきました」との有り難い言葉と共に、「地元の校長会で報告し、今日は生徒にも話す予定」という連絡を頂きました。

語り部さんの想いを受け止め、共感し、そして、伝えて下さる。そんな素晴らしいつながりを作って下さった参加者の皆様、ありがとうございました。

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